WordPress(ワードプレス)の月額保守コストは3万円って知ってた?
今の時代レンタルサーバーを借りると数クリックでウェブ知識や経験に関係なくWordPressをインストールできます。
しかし、レンタルサーバーは簡単設置は売りにしますが、一番大事な日頃のメンテナンス(保守管理・保守運用)については完全に利用者任せです。
- WordPressは毎月しっかりとした運用管理対応が必要
- セキュリティ対策はプラグインでは足りない
- 日本のWordPress保守管理サービスの相場は月額3万円前後
- いままで更新を放置してきた!どうしよう?
WordPressは毎月しっかりとした運用管理対応が必要
今まで200サイト近く、個人ブログから企業サイトまで様々なWordPressサイトを代行作業する上で見てきましたが、残念ながら7割強のサイトはWordPressコアアップデートが放置されていたり、プラグインやテーマの更新も放置されているという感じがしました。
WordPressやオープンソース、またオープンソースに限らずあらゆるソフトウェアに完成品ってのは中々ありません。
毎月、様々な脆弱性が見つかっては修正されます。その繰り返しです。 プラグインやテーマも同じで更新と共に脆弱性に対する措置が講じられます。
つまり、WordPressは更新されることが前提なのに更新の必要性を理解している人が少ないという悲しい現実。
セキュリティ対策はプラグインでは足りない
脆弱性に対応するためには、不正アクセスを予防するセキュリティプラグインを入れただけでは不十分です。
セキュリティプラグインも0の状態から100にする事はできても、-100の状態から100にする事は非常に難しい。
この-100の状態というのがつまり、アップデート(更新)されていない状態です。
自動車で言えば、ブレーキオイルが漏れた状態で気にせず乗っている状態です。
これどうなるか?ブレーキ踏んでも停車できません。
こんな状態なら皆さん直ぐ修理を依頼すると思います。
けど、それがWordPressだと不思議と放置されているんです。 更にWordPressの場合は脆弱性を狙われて、外部から攻撃されやすい側面もあります。
- ある日自分のサイト見たら変なサイトへ誘導された。
- ファイルがマルウェア、ウイルスに感染していた。
- 普段利用しているIDで一切ログインできなくなった。
こうなったら困りますよね?困らないという人はいないでしょう(笑)
けどこの状況・危険性を放置したままのサイトが沢山あります。
それなのに、ブログで稼ぐとか、がんばって記事更新、5000字書いた!1万字書いた!100記事到達!という投稿はTwitterでも目にしますが、運悪く攻撃対象になれば貴方がコンテンツに何時間費やそうと、水の泡です。
日本のWordPress保守管理サービスの相場は月額3万円前後
WordPress保守管理で検索していくつか提供サービスを調べてみましたが、大体1サイト4万~5万円。高いケースだと8万円と10万円近くします。
安いものは1万円とかもありましたが、その真ん中を取って今回はタイトルに3万円としました。
料金の違いはサービス内容の違い、個人か?法人か?による人件費の違いが大きいです。
例えばプラグインが多ければその分請求しないと割に合いませんし、ECサイト等ブログや企業サイトとはちょっと違った状況だと物凄く慎重に扱わないとならないのでその分費用は高くなります。
バックアップの頻度や容量も価格の違いに現れます。
保守サービスによってもまちまちで、1週間に1回もあれば1日1回もあります。 バックアップ容量に制限がある場合もあれば、無制限の場合もあります。
バックアップの保存先も価格に影響します。
理想はオフサイトバックアップ、つまり対象サイトとは違うサーバーにバックアップを保存する事。
これは対象サイトのサーバーが物理障害でデータが消えても、復元できるからです。
毎月1回のスモールタスク代行費用が月額費用に含まれている場合もあります。これは必要な人もいれば、全く不要な人もいますね。
余談:日本の保守費用はまだ高め
日本の価格は英語圏に比べると割高です。(価格面だけじゃなく当然サービス内容も踏まえた上で)
これから競争が増えてもっと低くなるのでしょうけど、原価(保守管理サービス向けのサービスというのが存在し、私も長年の利用者で特別に永久30%割引もらってます)を考えると本当に日本の価格は高いです。
いままで更新を放置してきた!どうしよう?
バックアップをしっかり保存して、余計なプラグインやテーマを削除し、新バージョンの変更内容や個別プラグインの対応状況を調べれば自分でも更新できます。
あまり更新に対して恐れる必要はありません。
しかし出来ない、不安で外注したいのであれば積極的に外注しましょう。更新バージョンが古かったりするとその分費用は高くなります。(だから更新放置は色々と損)
一度最新版にする前提で、5万円~10万円くらい用意しておけば大丈夫。(クラウドソーシングで依頼する場合は別途手数料もかかります。)
私も保守管理は経験あるのでTwitterのDMやchatwork (skillshare)からいつでもご相談や見積依頼をどうぞ。