DocomoのdカーシェアでBMW Z4が盗難、個人間カーシェアに潜む闇とは?
Docomoが展開するカーシェアサービスでBMWの新型Z4を利用者に貸した結果、車が返却されず盗難されたのでは?というツイートが話題になっています。その後車はどうなったのでしょうか?
Docomoのカーシェアサービスとは?
先ずご存じない方のために説明すると、AnycaというDeNAが運営する個人間のカーシェアサービスがあります。これと類似のサービスで、運営元がDocomoになります。
サービス名はdカーシェアですがAnycaの方が先発なので知名度としてはまだまだです。
私もですが通勤時は使うけど、週末出かけない限り使わなかったり、夏休み等長期休暇の間車を使わないでいる期間に、他人に車を貸し出す事で月々の維持費を節約できるというのが個人間カーシェアの魅力です。
一方で今回みたいに盗難被害にあったり、利用者に車を壊されるという事例も相次いでいます。
dカーシェアでBMW Z4がと盗難された経緯
盗難されたのはすぎさんという6年制大学に通学する学生で、カーシェアを良く利用されている方です。
3日間の貸し出しから延長で6日間へ
さらに6日間延長したいとの連絡を頂きました。
— すぎさん@カーシェアオーナー (@sugisan_san) July 18, 2019
予定は未定ですが快適に過ごせてもらって嬉しいです!!#カーシェア
貸し出し終了予定に待ち合わせ場所へ行っても車がない→盗難!?
10日間ぶりのZ4との再会!!
— すぎさん@カーシェアオーナー (@sugisan_san) July 25, 2019
と思い難波に行っても
Z4現れない&連絡取れない...
仕事なのでその場を後に。
今後の対応に乞うご期待!
数百回シェアしてたらよくある事。#カーシェア
指定時間に返却されないのは数百回シェアしたら良くある事らしいですが、個人ではない企業のカーシェアだとペナルティーが発生します。一方個人間カーシェアはペナルティーが発生しない傾向もあります。
しかし同日盗難されたという事がツイートで発覚しました。
新型Z4
— すぎさん@カーシェアオーナー (@sugisan_san) July 26, 2019
盗難と判断しました。
警察&dカーシェアには連絡済み。
ちょっと判断早ない?と思うけど初動が大事やからね。
Docomoが頼りない&警察がカーシェア知らない
・dカーシェア
— すぎさん@カーシェアオーナー (@sugisan_san) July 26, 2019
当事者同士で対応してください。本日含め3日間であれば相手に電話してみます。
・警察
カーシェアというサービスがよく分からない。なにそれ?確認してみます。
盗難なのか?詐欺なのか?で対応が変わる。
盗難届は保留です。#dカーシェア #盗難
Anycaもそうですが個人間カーシェアを仲介する企業は盗難や事故は当事者の問題という形でほとんど介入しません。
私個人としては仲介企業が積極的に介入する事で、一層安心して自動車オーナーが車を貸し出す動きが作れると思うのですが面倒事には関わりたくないのか、いざ被害に遭うと自分で対処するしかありません。
また今回の事例においては、過去にAnycaでカーシェア中に盗難事例があるのにそれを知らない警察の対応、そもそもカーシェアを認識していない?と思われる対応が取られている事に驚きです。
警察官はインターネット使わないのでしょうかね・・・
盗難届が受理されるか、それがいつになるか分からない
・当事者とは連絡が取れず
— すぎさん@カーシェアオーナー (@sugisan_san) July 26, 2019
おかけになった電話番号は...
・盗難届が受理されるのを待つのみ。
早くて月曜日、遅いと何年も。
これが泣き寝入りか。
被害届や盗難届って直ぐ受理されるイメージがありますが、ケースバイケースでいつ受理されるか不明というのが余計不安ですね。
こういった場合は早い段階で弁護士に間に入ってもらうのが一番だと思います。
今回の盗難事件についてその後の詳しい経過はまだ公開されていません。
BMW Z4の新車価格はいくら?
新車販売価格で約550万~830万円します。グレードやオプション装備によって更に値段は変わってきます。この価格帯だと国産車ではリセールバリューが高いアルファードがあります。
これを盗難されるのは痛手ですね・・・
個人間カーシェアには不安が残る?今後はどうなる?
車を所有していて、使わない時期も有効活用できるのは非常に便利です。しかし現状、車を破損したり盗難したりされた場合保証がスムーズではない印象があります。
特に学生に貸したら傷をつけられたという趣旨の話はよく耳にします。まあ学生問わず普段運転しない人は車幅感覚すら危ういので個人間カーシェアの利用客としては向いてません。
例えば300万円の車を貸す場合、300万の仮決済を行い修理の必要なく綺麗な状態で戻ってきたら決済がキャンセルされるみたいな仕組みであれば、万が一盗難されても、修理が必要な状態でも車のオーナーは元の費用を回収できます。
所得税の控えをベースに年収に応じて借りられる車を絞る、又は一定年収に達してない限りカーシェアを使うことが出来ない等の対応もあるべきだと思います。
シェアリングエコノミーの時代、より安心して車や物をシェアする、同時にきちんと相手の所有物には最大限の敬意を払う事が必要とされている気がします。
他の事例については別記事にまた書く予定です。