アメリカ・メキシコ国境、柵を挟んだシーソーで遊ぶ人々と貧富の差
アメリカとメキシコの国境に建築された不法移民防止柵の隙間に設置されたピンク色のシーソーで遊ぶアメリカとメキシコの子どもたちの動画が感動を呼んでいます。
アメリカ・メキシコの国境間に設置されたシーソー
アーティストのRonald Raelさんと複数名の協力者によってアメリカとメキシコの国境を挟む形で設置されたピンク色のシーソー。
元はInstagramにRonald本人によって投稿されましたが、その後メキシコ人俳優のマウリシオ・マルティネス氏によってツイートされ、更に日本在住米国人ジャーナリストが転載し広まっています。
元となったInstagram投稿
Twitter以上に様々な視点からの写真があるので必見です。
壁を挟んでどうやって設置されたのか?
その秘密はInstagramに投稿された写真にありますが、これは壁ではなく柵になっており、ちょうどその柵の間に入る形でシーソーが設置されています。上空からの映像だと分かりにくいですが元となったInstagramを見ると分かりやすいです。
道路インフラの差から貧困が垣間見れる
この動画と写真は微笑ましいですが、アメリカとメキシコ両国の貧富の差が物凄くはっきり見えます。
右側のアメリカは平坦な舗装(それでもアスファルトという訳ではない)ですが、左側のメキシコは雑草、ゴミ、岩(石)等が転がっているのが見えます。
柵の間からお互い手を伸ばせば普通に握手できる距離ですが、両者の生活基盤の差が明白で微笑ましいと思える反面、貧困国の現状も垣間見れます。
色々と語りかけてくるプロジェクトだなと思いました。