日産プロパイロット2自動運転(レベル2)では運転中スマホ操作できません
日産が新型スカイラインに搭載したプロパイロット2(高速道路上に限定されたハンドル操作不要の自動運転技術)の登場で、もうスマホ利用しても大丈夫だという誤った解釈をしている人もいそうですが、ダメです。
プロパイロット2は国産車で最も自動運転に近い
現在販売されている車種に限定した場合、日産のスカイラインに搭載されたプロパイロット2の運転補助技術は国産車で最も自動運転に近い性能を持っています。
プロパイロット2の次に高精度なのはスバルのアイサイトツーリングアシストです。
その次がホンダセンシング、最下位は恐らく日産のプロパイロット1でしょう。
今まではスバルのアイサイトがぶっちぎりでしたが、Teslaに匹敵するほどの数のカメラやセンサーを車体全体に取り付けたスカイラインとプロパイロット2のコンビネーションは現時点で最上位の運転補助技術の塊と言えます。
ただそれでも自動運転レベル2のため、新型スカイラインで高速道路走行中にスマホ利用すれば確実に捕まりますし、危ないので止めましょう。
新型スカイラインに搭載プロパイロット2の豪華仕様
- カメラが7個
- レーダーが5個
- 音波ソナーが12個
- 3D高精度地図データ
プロパイロット2は上記技術とデータを組み合わせて四方八方をの動きを把握することでより正確な高速道路上での自動運転を実現しています。
逆にどれか一部でも欠けたら大変なので故障したり事故の場合の修理費も気になりますね。
プロパイロット2技術に関する詳細記事
自動運転3(2020年登場予定)からスマホ利用解禁
今年の12月1日に施行される改正道路交通法でながら運転の罰則強化が行われます。
運転中のカーナビやスマホ画面の注視や携帯電話の通話した場合の罰則を強化する。
携帯電話使用・交通の危険は現行の3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金を1年以下の懲役または30万円以下の罰金とし、携帯電話使用・保持については5万円以下の罰金を6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金とする。
運転中の携帯電話使用・保持の反則金も大型車が5万円、普通車が4万円、小型特殊車が3万円にそれぞれ引き上げる。
強化される反面自動運転レベル3車両については携帯やスマホ利用が緩和化される方向で検討されている事が報道されています。
ただ何度も言いますが、レベル3からなので新型スカイラインに搭載されているプロパイロット2はレベル2とレベル3の間という位置付けのため決して運転中に携帯・スマホを操作しないようにしてください。
パブリックコメントを送れます(8月20日まで)
この道交法改正について意見がある人は下記からパブリックコメントを送れます。海外では自動運転中の携帯操作で前にいる人に気づかず轢いてしまった事例もあるので、例えばまだスマホ利用解禁には早いという意見がある場合、パブコメを送った方が良いでしょう。
日本の自動運転技術まとめ(2019年時点)
- レベル3対応車種は存在しない
- プロパイロット2が最も進んだ運転補助技術
- アイサイトツーリングアシストはプロパイロット2に続いて優秀
- 運転中のスマホ利用は止めましょう、必ず道路脇に止まりましょう
安全運転を心がけましょう!