埼玉の70代女性エボラ感染の疑い。エボラとは?どんな症状?どう感染する?空気感染はしませんよ
埼玉県の70代女性がエボラ出血熱の疑いというニュースもあり、Twitterでは「空気感染」というデマまで広がっています。しかし実際には空気感染はしません。エボラ出血熱の正しい理解が大切です。
- エボラ出血熱とはどういった病気?
- エボラ出血熱の症状とはどういったものか?
- エボラ出血熱はどうやって感染するのか?
- 70代女性、エボラ出血熱感染の疑いニュース
- エボラ出血熱の疑いニュースに対するTwitter上の反応
- 追記:エボラ感染ではない事が判明しました
エボラ出血熱とはどういった病気?
厚生労働省に記載されたページによると、エボラ出血熱は主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染する疾病です。
Twitter上では空気感染というデマが広まってますが、空気感染しません。
現在エボラ出血熱はアフリカの一部諸国で感染が確認されています。日本人や外国人が感染する場合、こういった感染が確認されているエリアでエボラ出血熱の患者と何らかの接触があると感染する可能性があります。
エボラ出血熱の症状とはどういったものか?
厚生労働省のページから一部紹介します。
約1週間の潜伏期間を経て、下記症状が出てきます。
- 発熱
- 倦怠感
- 食欲低下
- 頭痛
その後消化器症状として
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
という症状が出てきて、重症化すると
- 神経症状
- 出血症状
- 血圧低下
等の症状が見られ死亡します。致死率はウイルスによって異なるものの、80%から90%と非常に高い確率です。更に完治した場合後遺症として
- 関節痛
- 視力障害
- 聴力障害
という症状が残るとされています。
エボラ出血熱はどうやって感染するのか?
エボラ出血熱の患者や感染した猿などの動物の体液に接触すると感染するとされています。
また感染が報告されているエリアの洞窟に入るなとされています。これはコウモリもエボラウイルスの感染源だからです。
蚊を媒介にしたマラリアも有名ですが、日本人は国内だと蚊にさされて直ぐマラリア感染する事がないので蚊にさされる事に抵抗がないですが、諸外国ではマラリアのリスクもありますし、海外へ行く際は万全の準備が大切ですね。
70代女性、エボラ出血熱感染の疑いニュース
エボラ出血熱の疑いニュースに対するTwitter上の反応
3分でわかるエボラ出血熱、感染拡大が止まらない理由 pic.twitter.com/LdDl2faw5o
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) July 26, 2019
エボラ出血熱 まとめ
— まさあき (@masaakisyumiaka) August 4, 2019
・流行源 中央アフリカ諸国
・感染経路 患者の体液などに接触する
→空気感染はしない!
・潜伏期間 2〜21日間
・症状 発熱、倦怠感、頭痛、食欲不振
嘔吐、下痢、腹痛
※致死率 50〜80%
・予防 感染源の国に行かない事 pic.twitter.com/HeWxJGAbZ3
追記:エボラ感染ではない事が判明しました
本記事でお伝えした70代女性は検査の結果、エボラ出血熱の疑いがない事が報道されています。
とりあえあず、良かったです。
しかし来年はオリンピック、大量の外国人旅行者が東京を訪れます。エボラに限らず様々な感染リスクが今まで異常に増す可能性があるので健康面には注意しましょう。